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営業店からの事務仕事を集中処理する部署なので、お客さんは一切来ないということ、本社中枢部から離れた部署でもあったことから、仕事を引き継いで持ってくる人もいたが、営業店や本来の部署の一線を、何かしらの事情で退いて(病気など)転入してくる人もいた。
Oさんも以前はバリバリと仕事をこなしていたものの、途中で心の病気になったらしく、転入されてきた。お願いすれば、検印などを押してはくれるものの、宙を見つめて何もしない姿勢を取り続ける姿がよく目に入った。それを見ていると、その当時はなんで何もしないのだろう・・、という疑問しかわかず、ただ見て見ぬふりをする以外なかった。が、後から考えると、自己防衛をとるための姿勢だったのかもしれない、という分析もできるような気がした。
他にももちろん、そこまで動作停止はしていないものの、同じような経緯で配置転換となってこられた人たちがいる。順風満帆な人生を歩んでいても、いつその風向きが変わるかは、全くわからない。ストレスで精神がこわれる、そんなことはよくある事象なのだろうか。正社員といえど女性はほぼ事務職、責任も給料も総合職とは違っていたので、上司からそんな言葉を言われる機会はなかったが、総合職はそれなりに大変だったのだろう。本人も要領が悪くいっぱいいっぱいだったり、シゴキがあったのだろうか。「この給料泥棒!」というのを上司から怒鳴られてからこわれてしまった、というエピソードもどなたかの話できいたことがある。
そんなOさんが、ある時に出勤時に先輩のNOさんが見かけると、駅から乗ろうとしていたバスのベンチに座り、立てなくなっていたそうであった。どうしたのか声をかけると、まっすぐ歩こうとすると、横に歩いてしまう、ということを話したそうである。その後、脳梗塞になっていることがわかり、入院し、退院されたかどうかは覚えていないのだが、しばらくしてからある時、亡くなられてしまった。
体や心をこわされて転入されてきた人もいたが、健康状態が思わしくない方もいて、途中亡くなられたりしたのである。
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