2023年5月14日日曜日

秋の人事異動

 


 親にも職場への苦言を言っていたが、ある時に同じ部署内での希望をとるアンケートがあり、そこに総務課への転属を希望したところ、秋の部内移動でそちらに移ることができた。(かなり昔のことだから話すが、実は母親の友人関係から得られた、会社内部のお偉いさんのコネを使ってうまくいったことであった。後から手を回してくださった役員さんから社内電話があり、今は本当は異動する時期ではないのだけど、強い希望があったからそうしました。せっかく動かしたのだし、一度動いたからにはしばらくそこでがんばるんですよ、的なお話があった。少し諭された感じはしたが、後輩たちの苦労談は先に書いたとおりであり、決してこれに関しては自分のわがままではなく、このことがなければ会社には残れなかったかもしれないと思っている。)

 が、係が変わり、人も変わり、ストレスからずいぶん開放されたものの、やはり、学生気分が抜けていない自覚の足りない社員であったから、どの職場でも中身は大して変わらず、上司にもいろいろ細かい小言を言われてしまった。とても未熟だったと思う。

 この後は、場面場面で記憶に残った事柄を、書いていこうと思う。

夏頃に悩む

 


 学生時代の友人たちと、一度夏に会って食事会をしたが、それぞれの進路で元気にしているのではないかと思われた。

 一人はなんと、証券会社に入社して3日で退職し、その後は心機一転、飛行機のCAを目指しているという話をしていた。英語の勉強も頑張っていると言っていた。(その後、無事に転職成功)

 こちらは先輩の怖さに青くなりながらも業務をこなす日々だったが、心もくたびれ、家族にも会社を辞めようか考えるレベルだということは話していた。

 私が特別なことを言っているわけではなかった。その後入社した後輩たちもずいぶんと泣かされ、私が人事異動で抜けたグループに入った、一つ下の後輩もかなりつらい思いをして泣いており(後で配置転換などがあって助かる)、やはりそちらのグループに入った二つ下の後輩も泣いていたがとうとう、秋ごろになって退職に至った(表向きは留学希望、実質は転職)という、残念な経緯がある。

 採用してくれたことに感謝はしているが、人事部はもっと、末端の職場事情もしっかり把握しておかないと、新入社員の疲弊や退職が増えるのではないかと思った。